こちらは、Berlutiではじめて既製服ラインのコレクションを行ったサルトリのデザインによる、2010年代前半のジャケットです。 　カシミヤ100%のしなやかな生地に大きめの優雅なラペルでフロント一つボタン留めの少々ドレッシーな印象に加えて、サルトリ本人が好きなディテールである、シャツカフスのディテールを取り入れた斜めカットの袖口で、サルトリ自身が追い求めているような、エレガンスとワークウェア的な要素との組み合わせが、このジャケットの特徴でしょうか。 　身頃の裏地には『カプチーノライニング』と呼ばれた、コットンの裏地が職人による手仕事で据え付けられており、これは丈夫に長く着てもらうためのサルトリのアイデアです。さらに、袖裏はヴィスコースに切り替えられ、コットンとヴィスコースを組み合わせた裏地は、よく体に馴染みつつ、頑丈な作りになっています。 　また、革製品で有名なブランドらしく、袖開きの第一ボタンと、上裏衿の台襟部分は、レザー切り替えとなっています。また随所で、手縫いによるカンヌキなど手仕事が施されており、非常に作り込まれたジャケットと言えます。 着丈74 肩幅46 袖丈64 身幅46 商品に着用感、目立った損傷はございませんが、古着ということで多少のほつれ等ある場合もございますので、ご理解頂けますよう、よろしくお願いします。 カラー···グレー 柄・デザイン···無地 素材···ウール