かなり昔に購入したが 過保護なくらいに大事に大事に着用してきた相当な美品！でもフロントボタンに傷が在ります。(画像参照)保存状態良好とはいえ約20年前に購入した衣料なので、経年劣化は否めない上にそもそも親方星条旗の「ALPHA社」製ですので当該商品の完成度も矢張り低く、縫製の仕上がり具合があまり良くありません。この商品で言うと、まつり縫いで終わるべき箇所に最初から何故かほつれ毛が残っているというびっくりするような仕上がりでした。このメーカーの検品する際の社内基準を知りたくなる、というか出荷前にちゃんと検品していないのではないかと思われる程です。しかしこれは今に始まったことでもありませんし、私が購入した時から変わっていないようです。購入者様にはこういう残念な事情があることを先にご理解した上で判断して頂きたく思います。●フライトジャケット L タイプ（ライトゾーン用フライトジャケット）ナイロン製のフライトジャケットが登場したのはこの L- 2シリーズが初めてである。ホースハイドの高価なA-2の後継型（代替装備）として第二次大戦末期に登場した米陸軍航空隊最後のライトゾーン用フライトジャケットでモデルチェンジを重ねて1970年代まで使用された。ライトゾーン用は主に低空の中〜高温域での使用を見越して生産されたのだが、当時新素材として注目されていたナイロンをアウターシェルとして採用することで革からの脱却を図った経緯があり、そしてその背景には戦争末期アメリカの苦しい懐事情があったようだ。同じナイロン製の MA−1の影に隠れることも多いがその洗練されたデザインは通好みには堪らない逸品である。フロント下部に設けられた三角形のストームフラップボタン部分に小さな傷があります。(画像２つ目参照)肩のシガレットポケットには二本入るペン差しが付いています。ジッパー横に付けられたボックスタブは酸素マスクのホース留めに使われたものです。ナイロン製フライトジャケットの採用には当時の米国の懐事情があったからとは言え、そのお陰で機能性や着用しやすさ、着心地、肌触りの良さ等、その数多い優れた特性が広く世に知れる契機となった。そんなフライトジャケット史上の転換点に存在した、まさに歴史的モデルのreplicaが今回の出品物である。安い買い物と言えよう。